
前作「BRAVE NEW WORLD」は、Bruce Dickinsonが歌ってるってだけで満足できた。楽曲の出来だけで言えば「VIRTUAL XI」の方が上だったにもかかわらず、だ。それだけBruceの存在感・実力は素晴らしいとも言える。しかし、Bruce Dickinson/Adrian Smith復帰2作目となると話は違う。歌と演奏の質が高いのは当たり前。やっぱ楽曲が良くなきゃ、という(勝手な?)期待をしてしまう。
そんな思いでPLAYボタンを押した数秒後、「1,2,1234!」というかけ声で"WILDEST DREAMS"が始まった瞬間は「え゛!?」てな感じだった。前作の緊張感や叙情性とはかけ離れた幕開けに、正直「こ、これはやばいかも…」とも思った。
が、そんな不安は杞憂、やはりIRON MAIDENはIRON MAIDEN。1曲目からアルバムタイトル曲の"DANCE OF DEATH"までの流れは、ここ最近はなかったような勢いのある構成。例えるなら「THE NUMBER OF THE BEAST」というか「NO PRAYER FOR THE DYING」というか。後半では、歳取るにつれてバス連打を多用するようになってきたNicko McBrainが初めて作曲クレジットに名前を連ねたことで話題(?)の"NEW FRONTIER"もなかなか良い出来。ラストの"JOURNEYMAN"はMAIDENには珍しい純粋な(=後半盛り上がったりしない)バラードで、どことなくBruce Dickinsonのソロ作品を彷彿させる佳曲。
「BRAVE NEW WORLD」はアルバム全体の雰囲気をうまくまとめた作品で、その意味でのクオリティは高かった。本作は全体としてはやや散漫な印象が残るが、その代わり個々の楽曲の出来は前作より上。ライブでは本作から7〜8曲聴きたい、と思うくらいの出来。欲を言えば後半に疾走感のある曲がもう1曲欲しい気がするが。勿論「SOMEWHERE IN TIME」や「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」に匹敵する傑作、とまでは言えないけど(件の2作が傑作かどうかについての異論反論は一切受け付けません)、なんつっても齢50近いおっさん達がこれだけの質の新作を出すってこと自体が感動モノ。早くライブ見たい。
≫The Official Iron Maiden Website
最後に気に入らない点を2つ。
一つ、ジャケットがダサい。真ん中のEddieはいいとして、回りで踊ってる仮面の奴ら(犬含む)のCGがショボイのだ。肌のテクスチャがのっぺりし過ぎ。これならEddieだけの方がカッコ良かった。
もう一つ、媒体が「コピーコントロールCD」なのだ。気に入らないというかスゲームカツクというか。あくまで東芝EMIの方針で、必ずしもバンドの意向ではないとは思うのだが。
≫東芝EMIのアルバムリリース紹介ページ(1曲試聴可)
≫コピーコントロールCDについて(東芝EMI)
東芝EMIがコピーコントロールCDを導入する一方、東芝はiPodに対抗してデジタルオーディオプレーヤーを発売。ハァ?
Posted by hide at 2003年09月16日 21:28 | TrackBack先日、CD屋でこれを見つけたが、コピーコントロールCDであることがわかったので買うの、やめました。わざわざお金払ってプレーヤー壊れるかもしれないというリスクは背負えねぇべ。
Windows版iTunesどっかやんないかな。
輸入版だとノーマルCDの模様。
Posted by: money at 2003年09月25日 13:08でも輸入盤だと伊藤政則インタビューとか解説とかがついてこないよねー。<どうでもいいだろ
Posted by: hide at 2003年09月25日 13:47伊藤正則のコラム読むために、CDプレーヤー壊れるかもしれない、というリスクを背負うの? やだなぁ。
幅由美子だったらいいんだけど。(って、なんでやねん。)
Posted by: money at 2003年09月26日 00:28うちのCDプレーヤというかDVDプレーヤは東芝製なので東芝EMIのCCCDとは相性バッチリで安心。<んなこたーない
Posted by: hide at 2003年10月07日 20:16